【JALOカレッジ受講レポ】脳が疲れたり、いきなりフリーズして片づけられない脳性疲労「易疲労」について学びました

kizukitomoko

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広島県福山市/オンラインでお片づけ収納サポート、講師、ライター活動等を行っています。

ライフオーガナイザーのきづきともこです。

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私が所属している日本ライフオーガナイザー協会は、片づけのプロの育成のためのプログラムがたくさん用意されています。

資格を取って終わり、ではなく、新人ライフオーガナイザーからベテランオーガナイザーまで、それぞれのステップで直面する悩みに対しての学びの場が提供されています。

2022年の今年は、「JALOカレッジ」という、毎月開催されるスキルアッププログラムが開催されていて、約160名のライフオーガナイザーが参加しています。

1月:ブログ文章力アップ講座 2月:個人事業主のための令和4年版お金の勉強会 3月:LO向けオリジナル講座の作り方 4月:現場写真から学ぶ会 5月:「A4」1枚アンケート広告作成法 6月:マインドセット と学び、

7月は「不自由な脳になってわかった片づけ後に動けなくなる理由 〜LOが知っておきたいクライアントの体調の変化」について、文筆家の鈴木大介さんによる講座でした。

講師の鈴木大介さんは、元々は片づけが難なくできていた方ですが、病気をきっかけに脳の高次脳機能部分に障害を抱えることになり、それによる片づけの困難さを体感されています。

高次機能障害は、発達特性や認知症の症状にとても似ているとのこと。

鈴木さんは後天的に「片づけられない」状態を体感されたので、先天的に「片づけられない」状態の方のことも分かるようになったとのことでした。

「片づけない」のではなく「片づけられない」ということがどういう状態なのか。

また、「易疲労」という脳性疲労についても、分かりやすく説明いただきました。

今回、鈴木さんにJALOカレッジでプログラムとして提供したい!とリクエストしてくださった、CLOプログラムディレクターの吉村あきこさんは、

『日々、CD状態(慢性的に片づけられない状態)のクライアントと接する中で、作業当日はスムーズに作業が進んだように感じていても、実はその後数日間、疲れで何もできなかったという方、そして分類作業をしているうちに頭痛がしてきた、目の力がぼんやりしてきて集中できない様子が手に取るようにわかる方と出会うことがあります。色々勉強してきて知ったのが「易疲労(いひろう)」でした。』

とおっしゃっています。

易疲労とは…通常より疲れやすい体質のことである。(easy fatigability)。身体をあまり使っていないのに疲れを感じるもので、少し歩いただけでも疲れたり、いつもの仕事や作業を続けるのが困難になったりする。

出典:看護学生&若手看護師向けメディア「看護roo!」用語辞典

易疲労は、

  • 低速運転(ペースを落とす)がなく、いきなりスイッチがオフになる
  • できるときとできないときに差がある
  • 身体性の疲労とは別もの
  • 似たような課題でも継続時間が全く違う

というような理由から、「なんでやらないの?」とまわりからサボっているように思われてしまうとのことでした。

そして、それらは人によって、症状として表れるラインが違うとのことでした。

考えようと思ってもいきなりフリーズしてしまうことがある、頭を使って疲れたあとは数日ぐったりしてしまう、集中しすぎるときとまったく集中できないときの差がある、など、私自身にも当てはまることもあり、「易疲労」を感じやすいのかもしれない、とも思いました。

「易疲労」により、片づけが難しくなる場合、どのように対処したらいいか、片づけサポートをするうえで知っておくことは大事だなと感じました。

ただ単に空間を片づけるだけでなく「人」にフォーカスし、もっとラクにもっと生きやすくをスローガンに掲げている日本ライフオーガナイザー協会は、このように専門的に学べる場を私たちライフオーガナイザーに提供してくれています。

専門知識を持ったうえで、心に寄り添った片づけサポートを、今後も続けていきたいと改めて強く思った講座でした。

私自身も、どんなときにぐったりするか、やる気が出ないときはどんな時なのか、そのラインを見つけてうまくラクに過ごすことができたら、その感覚も同じように悩んでる方にお伝えできるのでは、とも思います。

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